当園では、モンテッソーリの教育プログラムに基づき以下のような保育グループで進めてまいります。
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お子さまたちが、それぞれ自分の発達にあったベストの環境で生活できるよう、4月に一斉に進級するのではなく、 保護者の方と相談しながら、お一人お一人の発達の要求にあわせて年間を通じてグループを移っていきます。 そのお部屋での最年長の立場を経験して、次のステップに向かうお子様は、チャレンジする力を秘めています。
各グループのご紹介
ニド ってなぁに?
ニドというのは、イタリア語で「巣」という意味で、親鳥の羽の下、安心安全な環境でたっぷりと愛情をかけられ、 大人とのしっかりとした信頼関係を築く大切な時期です。
1日を通して、一人ひとり違っているリズムが守られるように、食事・睡眠・活動のコーナーが常設されています。
お子さま達は、離乳・歩行が完成するまでの大切な時期をニドのお部屋で過ごします。
月齢により、つぼみ・ひよこの2つのお部屋があります。
生後8週から、寝返り・ずり這いが
盛んになる6.7ヶ月までの低月齢の部屋
ハイハイを盛んにして、つかまり立ちから
歩行が上手にできるようになる1歳半位
までの高月齢のお子様の部屋
ニドの時期の最大テーマは基本的信頼関係を築くことです。
このニドの時期の子どもたちはまだ大人が手を貸すことが大半ですが、大人が手を貸す時にも必ずそこに 今から何をしようとしているのかを言葉にし、子どもの意識と合わせていきます。子供に安心感と秩序を与えるために、 毎日同じことを同じ場でするようにします。これらの細やかな配慮により子どもなりに理解し、動くことができ、 自立心が芽生えます。積極的に体を動かし、平衡感覚を身につけ二足歩行を獲得していきます。
またこの時期に言語の基礎も築かれます。日々の子どもの欲求の受けとめを行い、気持ちを言葉に変えて 子どもに語りかけることをし、向かい合ってコミュニケーションをとることが基本です。 お話をする時に口元をジッと見つめたり触れ合ったりしませんか?実はこの時に言葉を吸収しているのです!! 大好きなお父さん・お母さんが話すからこそ知りたいのです。口元を見ているなと思ったら、ゆっくり話してみませんか?
I.C [インファント・コミュニティ] ってなぁに?
歩行が完成し、自由に動き回れるようになった1歳半から3歳位までのお子様のグループす。
自由になった手を使いたがり、模倣活動も盛んになります。着脱・食事・排泄・睡眠・清潔等基本的な身辺自立を身につけます。
モンテッソーリ教育に基づく異年齢混合保育形態をとっています。
うさぎ・りすの2つのお部屋があります。
植物の水やり、葉をふく、机をふくなど、
実際に環境に参加できる本物の活動を
用意しています。
大人といっしょに子ども自ら環境をきれい
にしています。積極的に動き回り集中力
を身につけ始め、生活の主人公となって
いきます。
子どもたちは、お手伝いが大好き。
「今日のお手伝いさんはボクかな?ワタ
シかな?」 毎日楽しみにしています。
実際に役に立つ存在であることを自覚
し、自信をつけていきます。
「はい、どうぞ♪」
二語文や意思表示など言語の数が急に
増えるのもこの時期です。お部屋の中に
は本物や本物に近い絵が描かれている
カードを沢山用意してたのしく語彙を増や
していきます。
プライマリー ってなぁに?
幼児になると、異年齢のお子様との交流もますます重要になってきます。
お子様同士の学び合いを大切にしたいという考えから、3~5歳児のモンテッソーリ教育による異年齢混合教育方式をとっています。
けやき・さくら・いちょうの3つのお部屋があります。
ICから移行児さんが来ています。
黄色バッチさんも小さいお友だちをお手
伝い!
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米、北米、
オセアニア、南極が7色に色分けされ、そ
れぞれにつまみがついたパズルです。
詳しくは[モンテッソーリ教育]の2012年11
月号にてご紹介しています。
同じ部屋の中で、年少児は年長児から見よう見まねで学んだり、憧れたりしながら育ちます。
また年長児は年少児に対して、上手に教えてあげたり、面倒をみてあげたりすることによって優しさ、思いやりの心、リーダーシップなどを 身につけていきます。
この時期のテーマは積極的で自発性や意欲を持って活動にとりくむことです。
これは兄弟姉妹の少ない昨今、お子様達の社会性や協調性を育てる上で、大きな成果をあげています。
一方、知的欲求が著しい時期でもありますので、環境にはさまざまな教材が自由に使えるよう用意されています。
日常生活の練習で洗練された指先や感覚教材で細かい違いを見分けたりする力をやしない、子どもたちの知的好奇心は、数や言語、美術や音楽、生物や地理・歴史に関する教材へとむかい、そして学童期へとつなげていきます。